本日、Appleが公開したサポート文書でMac用のOSの記述が「macOS」となっていることがわかりました。最新の文書でmacOSの記述が見つかったことで、WWDCで発表されるOS X(10.12)はmacOSと名称変更になる可能性が高まっています。
ネーミングを統一
iOS、watchOS、tvOSと最近Appleが開発・提供するOSはディバイスを示す単語を小文字で始めて、そこにOSと続け、バージョンの番号を振る表記で統一されています。しかしこれにMacのOS(OS X El Capitan)は当てはまらず、ずっと例外となっていました。
この例外を解消し、OSのネーミングに統一感を持たせるために「macOS」と変更するのではないでしょうか。AppleはこれまでiOSとOS Xの連携を深めてきました。その連携をさらに深め、もしかしたら他のOSとも繋がることを目指して「macOS」と改称するのかもしれません。
バージョン番号はどうなる?
順当にmacOSのバージョン番号を割り当てると、来週のWWDCで発表される新しいMac向けのOSは「macOS10.12」となるはずです。ただ、これだと他のOS(iOS 10、tvOS10、watchOS3)のようにシンプルにまとまりません。もしかしたら「macOS12」となるのかもしれません。
新しいネーミングルールを採用したのをきっかけに「macOS1」となる可能性もあります。それともOS Xの次の意味を込めて「macOS11」になるのか、どうなるのでしょうか。OSの名称の変更自体はそれほど大きな意味を持つことはありませんが、混乱は避けたいところです。
OSの連携・統合が進む?
名称が変わったからといって、機能の本質的な部分はこれまで通りでしょう。しかしAppleの意思として、Mac向けのOSだけを特別扱いすることなく、他のOSと統一的に運用していく方針が名前にも表れた結果なのかもしれません。
今後、iOSとの連携強化はもちろんとして、MacはwatchOSやtvOSとも深く連携していくのでしょうか。深読みすれば楽しみな名称変更だと思います。