いよいよです。今日の深夜(14日午前2時)に2016年のWWDCが開幕します。基調講演は毎年新しいことがたくさん発表されるの、要注目なのですが、今年は「Siri」の進化に期待する講演になりそうです。
OSの新バージョンは発表確実
毎年WWDCではiOSやOS Xの新バージョンが発表され、開発者向けのベータ版が発表直後から配布されます。今年もiOS 10、OS X10.12がこの場で発表されるでしょう。ただOS X10.12はmacOSと名称が変更されるようです。名称の変更で何か機能が大きく変わるわけではなそうですが、MacとiPhone、Apple WatchのOSがより一体的に設計されるようになっていくのだろうという方針が見え隠れします。
またApple TVとApple WatchのOSも新バージョンが発表されるでしょう。発表されるであろうtvOS10、watchOS3で大きな変更は特になさそうですが、それぞれハードの進化には不可欠なOSとなるはずです。
Siriの扱いに注目
それぞれの新しいバージョンのOSで揃って進化しそうなのがSiriです。サードパーティー製のアプリでもSiriが使えるようになるなど、音声アシスタントとして一歩踏み出した存在になるはずです。
将来的にはホームアシスタント端末の重要な部分となるとも予想されているSiriですが、その新しいSiriへの第一歩が今日なのかもしれません。なお今日発表になる新しいMac向けのOSからはMacでもSiriが使えるようになるようです。
利用調査の結果からも、多くの人が頻繁に使いっているとは言えないSiriですが、今回の進化で便利になれば、もしかしたらなくてはならない機能になるのかもしれません。将来的に「SiriがあるからiPhoneを買う」そんな時代が来るかもしれません。