この秋リリースされるmacOS Sierraの機能の中で注目しているのが「Apple Watchによる自動ロック解除」です。macOS SierraではMacとApple Watchが同じApple IDでiCloudにログインしていれば、Apple Watchを身につけているだけでMacのロック解除が可能になります。
アプリによる解除より快適そう
このロック解除機能を実際に使った動画が公開されています(上の動画)。動画を見る限り、MacやApple Watchには一切触れなくてもMacBookのロックが解除されています。しかも時間は1秒、2秒といったところです。パスワードを入力するよりはるかに簡便にロック解除が可能になっています。
同様の機能を提供しているサードパーティー製のアプリよりも快適そうです。上の動画にもあるようにサードパーティー製のアプリは「Macを開く」→「Apple Watchに通知がくる」→「Apple Watchで「Unlock」をタップする」→「Macのロック解除」と段階を踏みますが、今回のmacOSでの新機能はMacを開くだけでロックが解除され、所要時間もかなり短縮されています。
Mac, MacBookとApple Watchを日常的に使っているなら、この機能を使わない理由はなさそうです。
パブリックベータ版では利用不可?
ただしこのロック解除機能はパブリックベータ版では利用できない可能性があります。macOS Sierraは7月中にパブリックベータ版がリリースされます。これで開発者登録をしていない人でも無料でベータ版を体験できるのですが、ロック解除機能はこれに加えてwatchOS3が必要になるはずです。
watchOS3はパブリックベータ版が用意されていないため、この機能をいち早く体験するにはAppleのサイトで開発者登録して、年会費(11,800円)を払う必要がありそうです。かなり便利そうな機能なため、早く使いたい人も多くいると思いますが、無料で使うには秋まで待つ必要がありそうです。