iPhone6/ 6Plus、SIMフリー版販売再開 転売対策だった可能性

Appleは31日までに日本国内でのSIMフリー版の販売を再開しています。

価格は

iPhone 6 16GB : 86,800円(販売当初は67,800円)
iPhone 6 64GB : 98,800円(同79,800円)
iPhone 6 128GB : 11,0800円(同89,800円)
iPhone 6 Plus 16GB : 98,800円(同79,800円)
iPhone 6 Plus 64GB : 110,800円(同89,800円)
iPhone 6 Plus 128GB : 122,800円(同99,800円)

と発売当初よりもかなり高い値段になっています。昨年12月にSIMフリー版が販売停止された時は様々な憶測がありましたが、値上げして販売再開となったことから転売対策のための販売停止だった可能性が高くなっています。

ちなみに現在の中国での販売価格は

iPhone 6 16GB : 5,228元(約100,900円)
iPhone 6 64GB : 6,088元(約117,700円)
iPhone 6 128GB : 6,888元(約133,150円)
iPhone 6 Plus 16GB : 6,088元(約117,700円)
iPhone 6 Plus 64GB : 6,888元(約133,150円)
iPhone 6 Plus 128GB : 7,788元(約150,550円)

となっており、中国での販売価格が高くなっていますが、その価格差は大幅に縮小しています。当初は3〜5万円以上も価格差があったため、多くの中国人がApple Storeに殺到してiPhone売り場が機能しない状態とも言われていました。日本に旅行にきて、中国に数台持って帰って旅行代金の足しにするなんていう賢い人もいたでしょう。それよりも問題になっていたのは組織的にかつ大規模にやっている人で、国内でのiPhone販売にも差し障りが出ていたとのかもしれません。

日本では為替変動を反映して昨年11月にiPhoneの販売価格を値上げしていますが、それでは中国への転売が止まらなかったのでしょう。あまり短期間に値上げを繰り返すことはブランド管理上よくなく、時期を置いて、今回中国との価格差を縮小させてSIMフリー版の販売を再開したという流れだったのかもしれません。