iPhone 7/7 Plusの特徴の一つが感圧タッチ式のホームボタンです。これは今までのホームボタンのように、物理的に押し込まなくても、押し込んだ感触を擬似的に再現するボタンです。既にMacBookのトラックパッドに採用されていますが、MacBookの場合、感触が擬似的に再現されていることは言われなければ気づかないほど完成度は高いです。
体験した記者の評価は分かれる
7日の発表イベントの後、イベントに参加した記者にはiPhone 7/7 Plusを実際に触る機会が提供されます。その場で感圧タッチ式のホームボタンを体験した記者の感想は二つに分かれたようです（フォーブスジャパン：「iPhone 7「最大の不満」はホームボタン 報道陣から指摘が続出」より）。
「ひどい代物だ。MacBookのトラックパッドの場合は本物のボタンに触れている感覚を実感できるが、iPhone 7の場合はボタンの感覚が全くしない残念なものだ」
「最大の課題となるのがこのホームボタンだろう。従来の機械式のボタンを改善する代わりにアップルは、フォースタッチ技術を用いたボタンを導入した。これは言わば、動かないホームボタンのようなものだ」
「長年iPhoneに親しんだ人間として、新ボタンの操作性はなんとも奇妙だ。時間が経てば慣れるのかもしれないが、当面の間はかなり微妙な感覚だ」
と厳しい意見が並びます。それに対してAppleの担当者は「慣れるまでちょっと時間がかかります」と述べているようです。やはり違和感はあるのでしょう。
気になるのが、iPhone 7の感圧タッチ式ホームボタンがMacBookほどの完成度に達していないことです。MacBookの感圧タッチは非常に優秀で、これがiPhone 7のホームボタンに搭載さえれるなら文句ないだろうと思っていたのですが、そこまでの完成度ではなかったようです。
一方で肯定的な意見もあります。
「もしも仕様変更があったと聞かされてなければ、これが物理式のボタンだと信じていたと思う。触覚エンジンからのフィードバックは本当にリアルで、満足のいくものだった」
「この機能は私の無骨な指先を完全に騙すほど優秀で、ボタンが浮き沈みする感覚が得られた」
どちらの意見、感想が正しいのでしょうか。発売されて、実際に触ってからでないとわかりません。
予約前に実物に触れる機会があればいいのに
iPhoneは毎年、新型が発表されて、そこから数日のうちに予約開始となります。この予約に出遅れると手に入れられるのが数ヶ月後となりかねないので、多くの人はAppleを信頼して、少ない情報をもとに予約します。
本当だったらホームボタンの感触やカメラの性能、新色の色合い、手触り、質感などを確かめてから予約したいと、毎年思っています。決して安いものを予約するわけではないので、いつの日か、この希望が実現することを願っています。