iOS 10「地図アプリから配車サービス」は便利そうだけど… Uber以外も使いたい

 iOS 10から地図アプリからUberを呼び出せるようになっています。経路検索の一つの候補として配車サービス(Uber)が選択できるので、これまでよりも便利になったと思います。アプリ内から予約することも可能で、概算料金も表示されています。しかし、Uber以外の配車サービスも使いたいです。

Uberのサービス地域は狭い

現在、日本でUberが本格的に営業しているのは東京都心部のみです。Uberはその狭い営業地域内にいる時にしか使えないため、僕の場合、なかなか使う機会がありません。Uberのようなサービスはタクシー業界との軋轢もあるようで、日本でのUberサービス開始以降、営業範囲拡大にはなかなか進めない状態が続いています。

一方で既存のタクシーの配車依頼ができるアプリは、上のスクリーンショットのように23区内ならどこでも、Uberのサービス範囲外の練馬区や中野区でも依頼が可能です。配車可能な台数も多く、需要が極端に多い時間帯以外はすんなりと配車されます。運賃もUberより安くなっています。ぜひUber以外の配車アプリもiOSの地図アプリ上で使えるようになってもらいたいところです。

タクシーはアプリとApple Payでさらに便利に

タクシー配車アプリはタクシー自体の利便性を大幅に向上させました。あまり知らない土地で電話オペレーターに配車場所を説明するのは大変でしたが、アプリなら地図上にピンをドロップするだけです。待ち時間もリアルタイムで表示され、運賃支払いも事前時登録しておいたクレジットカードやキャリア決済で完了します。財布の中に1万円札しかなくて困るようなこともなくなりました。

そして10月下旬から始まるApple Payはタクシーでも使えます。iDやQUICPay、交通系電子マネーでの支払いに対応しているタクシーは多く、iPhoneで、Apple Watchで財布を取り出さずに支払いを完了させることができます。

また日本交通では配車アプリで選択できる支払方法にApple Payを追加します。スマートフォンの登場でタクシーはどんどん便利になっています。日本の都市部のように、極端にタクシーサービスが発展していればUberのようなサービスは入り込みにくいのかもしれませんが、その分タクシー会社が頑張って利便性向上に努めてくれるなら、利用者としてはそれでいいのかもしれません