Apple Watch Series2のGPS 測距誤差はどのくらい?

Apple Watch Series2には待望のGPS機能が搭載されました。これでApple Watchだけで正確な距離測定が可能です。またアプルが対応すればランニングやウォーキング、サイクリングでコースを記録することも可能になるでしょう。しかし気になるのが誤差です。GPSで測った距離実際の距離にどのくらいの差が出るか、距離のわかっているコースで試しました。

測距誤差は1%ほど

1周2.85kmのランニングコースをiPhoneを持たずにApple Watch Series2だけで距離を測りました(使用アプリ:Appleのワークアウト)。コースのイン・アウトもあるのでぴったり2.85kmになることはないと思っていましたが、最終的にApple Watchに表示された距離は2.82kmでした。誤差としては1.06%と非常に優秀だと思います。

周回コースなので、歩いたコースと事前に測られていたコースに距離差があると思われ、ここまで正確なら合格点だと思います。Apple Watch Series2のGPSによる距離測定は信頼して良さそうです。今後、サードパーティー製のエクササイズアプリなどでコース(ルート)の記録も同時に取れるものも出てくるでしょう。それに期待します。

バッテリーもそれほど消費せず

ウォーキングの所要時間は約38分で、その間に消費したバッテリーは表示分で「9%」でした。単純に計算して6時間程度のワークアウトなら十分に記録可能だと思われます。これほど長時間のワークアウトはあまりなさそうですが、フルマラソンにApple Watchをつけて出てもたいていの場合でバッテリーを心配する必要はないということでしょう。

ただ音楽を聴きながらエクササイズするならもう少しバッテリーは早く減ると思いますが、それを考慮しても十分なバッテリー容量が確保されていると思います。なおウォーキングの途中、心拍数は断続的に計測され続けており、消費カロリーを正確に判定してくれているのだと思います。大会での記録を目指すようなトレーニングから、健康増進、健康維持を目指すようなエクササイズまで幅広くApple Watchが活用できそうです。

ちなみに10月下旬からはApple Watch Series2Apple Payが使えるようになります。ウォーキングの帰り道にスポーツドリンクを自動販売機で購入するのもApple Watchだけで可能になります。iPhoneも財布も持たずに出かけられるのは最高だと思います。