Appleは自社製品のビジネス用途への応用にも力を入れています。同社のWebサイトでも度々応用事例が公開されていますが、今回はデロイトとのパートナーシップを紹介するという形で興味深い利用事例が公開されています。日本の事業者の例も新たに2つ、世界に向けて紹介されています。(Apple:ビジネスにiPadを)
東京メトロはiPadをトンネル補修に
最初に紹介されているのは、トンネルの保守点検にiPadのカメラとiBeaconを使っている様子です。事例紹介によればiPadのカメラでトンネル内の損傷部分を記録して、効率的に記録できるようになったとしています。
iBeaconのような個人向けの機能としてなかなか普及しない機能が、事業者向けのソリューションの一部として提供されていることは興味深いところです。東京メトロでは主要駅に配置されている案内係もiPadを持っていますが、私たちの見えないところでもiPadが活用されているようです。
米農家はApple Watchを活用
導入事例の5つ目として世界に紹介されているのが、内田農場でのApple Watchを活用した米作りです。この様子はITmediaが既に昨年詳しく紹介しています。
屋外での作業が多い農業でApple Watchは各種情報の確認に最適なディバイスなのかもしれません。農家の高齢化や後継者不足で生産性向上が急務と言われる日本の農業にApple製品が貢献できる可能性は十分にありそうです。個人的にはこの事例が、他の世界中の利用事例の中で最も興味深いものでした。