今年の2月、Appleは店舗移転のためとしてApple Store札幌を一時閉店としました。その後の報道などで、店舗の入居するビルが改築(再開発?)されるための移転とされましたが、Apple Store以外のテナントはずっと入居を続けていたので、色々不思議に思っていました。
そして今日、ソニーはApple Store札幌が入居していた場所にソニーストアを出店すると発表しています。10月中にもビルの改装工事が終了し、内装の準備を経て来春にも開業するようです。(ソニーストア札幌、’17年春にオープン。北海道出店はアップルストア跡地)
Apple Store閉店の本当の理由は
移転のためと説明されていたApple Store札幌の閉店ですが、ソニーストアがこのタイミングで開店するなら、移転ではなく一時休業でもよかった気がします。またソニーストアが来春にも開業することを考えると、当初報道されたようなビルの取り壊しによる閉店ではなく、何らかの理由でAppleが閉店を能動的に選択した可能性も出てきます。
Apple Store札幌の閉店からすでに半年以上が経過していますが、Apple側から再開に向けたコメントは一切出ていません。Appleは日本を重要な市場としつつも、地方都市の消費減少にも直面しているはずです。販売の大部分を家電量販店や携帯電話ショップに依存している現在のAppleが、消費の落ち込む地方都市の直営店を整理したと見られてもおかしくありません。
移転先の噂は出ているが
ただAppleファンの間では、Apple Store札幌の移転先として、希望的観測が出ています。「札幌フコク生命越山ビル」の1、2階部分は現時点でテナントの募集がなく、またビルのコンセプトや外観がApple Storeにぴったりの物件として、ここに出店されるのではないかと話題になっています。
あくまで希望から出た噂として捉えるべき情報ですが、Appleが今後の札幌での直営店展開について、コメントを一切出さない状況ではこうした情報で一喜一憂するのがファンなのだと思います。僕も一喜一憂して、Apple Store札幌がこの噂の場所で再開されることを心から願っています。