今晩、日付が変わって午前2時頃にiOS 10.1の配信が始まるとみられます。iOS 10.1にアップデートすることでApple Payが使えるようになるのですが、注目はこれだけではありません。iPhone 7 Plusユーザーはポートレートモードが使えるようになり、一眼レフカメラで撮影したような背景をぼかした写真を擬似的に撮影できるようになります。
ベータ版ではポートレートモードを試せる
すでにiOS 10.1のベータ版はベータテスターと開発者向けに配布されており、ポートレートモードもベータ版で試せるようになっています。ベータ版のiOS 10.1をインストールして試した人が、Twitterに撮影した写真をアップしており、なかなかいい感じの写真もアップされています(モーメントにまとめました)。
一方で不得意な被写体もあるようです。ワイングラスなどの透明の被写体、花の茎のような細い被写体では、iPhoneが背景と被写体を判別できずに不自然な処理になっています。また明るい場所での撮影が前提となっているようで、暗い場所ではポートレートモードは利用できません。どんな被写体でも、いつでも、どこでも背景のボケた写真が撮れる訳ではなさそうです。
ベータ版ではまだポートレートモードにクセが残っているようですが、これが正式版でどこまで改善されるか、さらに今後も改善が続くかに注目です。
新機能はポートレートモードだけじゃない
またiOS 10.1からは日本でもマップアプリから乗り換え案内が利用できるようになります。既にGoogle Mapにある機能なので、地味な機能の追加ではありますが、iOSのマップアプリが徐々に使いやすくなってくことは嬉しいです。
将来的には乗り換え案内でナビゲーションを開始したら、経路の交通費を計算し、自動的にApple PayのSuica残高を確認して、足りなければチャージしてくれるような、そんな機能も出てくれば面白いかもしれません。iOS 10.1はApple Pay以外にも魅力のある機能を連れてきてくれます。