ソフトバンクのApple Watch 11,111円セールは不穏な気配

明日、11月3日からソフトバンクはApple Watch(第一世代)を店頭在庫限りで11,111円(税別)で販売するセールを実施します。しかし店舗に在庫を問い合わせた人の報告がTwitterに多数あるのですが、全国的に在庫のない店舗が非常に多く存在しているようです(県内すべての店舗で在庫のない地域も)。

有名無実のキャンペーンか?

Apple Watchが第一世代とはいえ11,111円で販売されると聞いて、多くの人がこれを機会に試しに買ってみようかと考えたかもしれません。またバンドの定価よりも大幅に安い販売価格になっているため、追加でApple Watchのバンドを購入したい人にとっても魅力的なセールになっています。

しかしどこの店にも在庫がない、または殆どないとしたら見掛け倒しの話題作りと言われてもしょうがないでしょう。期待した人は、「商売の上手いソフトバンク」の宣伝に乗せられてしまっただけかもしれません。明日以降、店頭に在庫がないのにセールを実施するソフトバンクのやり方が問題になる可能性もあります。

11月11日「いい買い物の日」を猛プッシュ

ソフトバンクグループのアリババは中国本土で11月11日に大規模なセールを実施します。ソフトバンクも11月11日の特売日をなんとか日本にも定着させようと宣伝しています。その目玉が今回のApple Watchだったようですが、在庫が殆どない商品を目玉にして宣伝すると、かえって「いい買い物の日」は定着しない気もします。

なお11月11日は中国では「独身の日」とされ、独り身の男女が自分向けの買い物を楽しむ習慣が根付いています。この日はアリババが運営するネット通販プラットフォームだけでも1.7兆円もの売り上げがあるとされ、中国では非常に盛り上ります。これを日本に上陸させたいようですが、今回はキャンペーンに無理があったかもしれません。