先月のスペシャルイベント”hello again“で発表されたMacBook Proの新モデルには、全体的に多くの高評価と少なからぬ疑問が寄せられています。しかしAppleのOnline Storeでの受注は好調のようです。
フィルシラー氏、好調な受注を認める
メディアのインタビューに答えたAppleのフィルシラー氏は「これまでのどのMacBook Proに比べても、新モデルはOnline Storeでの受注は好調」と答えています。確かに注文開始直後に初回出荷分は完売し、現在Touch Barありモデルでは出荷まで「4-5週」と表示されています。
Touch Barによるファンクションキーの刷新には多くの評価と、それと同じくらいの批判があります。従来のキー配列に慣れている人にとって、見慣れないTouch Barの第一印象は良くないのかもしれません。またこれと同じくらい、バタフライ構造のキーボードやUSB-Cのみとなったポートなどにも批判があります。
そうした批判を乗り越えて好調な受注を記録しているとすれば、MacBook Proの新モデルの将来は明るいのかもしれません。
売り方の変化も影響か
ただ単純にシラー氏の発言からMacBook Proの販売が好調とは言い切れない部分もあります。これまでのMacBook Proは発売日には店頭に並び、品薄が続いても断続的に入荷する形で販売されてきました。しかし今回は出荷が始まらないうちにOnline Storeで注文を受け付ける方式が採用され、初期需要が全てOnline Storeに集中する形となっています。
そのため「Online Storeでの受注が好調=従来モデルよりも販売好調」と単純には言い切れないと考えられます。確かにTouch Barの操作性はこれまでにないものかもしれません。しかし対応アプリも出揃わないうちから評価を下すのは少し早い気もします。様子見している人も多くいるのではないでしょうか。
なお13インチのMacBook Pro Touch Barなしモデルは在庫潤沢となっており、注文の翌日・翌々日に入手できます。