事前に予告していたLINE6.8.0でのCallkit対応は見送られた模様

LINEは先月末のiOSアプリアップデートに際して、iOS 10の新機能であるCallkitに対応すると告知していました。公式ブログではiOS版のみの機能として「iPhoneでのLINE通話着信画面が電話の着信と同じになる」と案内されていたのですが、現在その表記は消えています。

LINE通話の着信は見逃しやすい

現在のLINE通話着信は通常の通知と同じで、なかなか気づきにくい仕様になっています。あたスリープ中に着信するとロックを解除しないと通話ができないなど、あまり便利な状態ではありません。これがiOS 10の新機能であるCallkit対応で、通常の電話と同じ着信になり便利になると期待されていました。

LINEは10月後半のアップデートで、当初はこのCallkit対応を予告していました。LINE6.8.0の更新予定を告知した公式ブログにも「通話の着信画面が電話の着信と同じになる」と書かれていました。僕も期待して「いよいよ!LINEが次回アップデートでiOS 10の新機能に対応」とこのブログに書いたのですが、アップデートしても使えなくて変だなぁと思っていました。

公式ブログから対応の記載が消える

そして今日、改めて告知されていた公式ブログの記事を見るとiOS版で対応するとしていた新機能の記述が消去されていました。LINE6.8.0でのCallkit対応は見送られたのでしょう。この見送りに関しては色々憶測はあります。

Callkitへの対応でLINEがiPhoneに飲み込まれる、LINEの収益源であるアプリの利用頻度が低下するなどの影響も考えられます。LINEが自社の事業モデルをどのように位置付けているかはよくわかりませんが、Callkitとの相性が悪い可能性は十分に考えられます。利用者としては便利なので早く対応して欲しいとは思っていますが、時間がかかるのかもしれません。