新しいMacBook Proの発表とともに、ひっそりと表舞台から姿を消したのがMacBook Air 11インチです。新モデルの発表直後からApple Online Storeでは購入できなくなっていましたが、店頭では在庫分の販売が続いていました。しかしその在庫分の販売も終了したようです。
入門機として幅広い人気
MacBook Air 11インチはAppleのノートブックとして最も安く、それでいて安っぽくない外観として多くの人に親しまれてきました。若い人だと、一番最初に触れたMacがMacBook Air 11インチという人も多いかもしれません。スティーブ・ジョブズ氏によるMacBook Airの衝撃的な発表を今でも覚えている人も多いでしょう。しかし時代は進み、MacBook Air 13インチが値下げされたことで11インチは役割を終えました。
既にMacBook Air 11インチは整備済製品としても購入できなくなっており、このまま販売は終了となるのではないでしょうか。安さを追求するならMacBook Air 13インチ、持ち運びの快適性を求めるならMacBook 12インチ、パワフルな性能を求めるならMacBook Proと住み分けが進んでいくのでしょう。
MacBook Airはかろうじて生き残ったが…
今回のラインナップ見直しでMacBook Air 11インチは販売停止となりましたが、13インチは生き残りました。おそらくこれまで11インチが担ってきた入門機としての役割を与えられているのでしょう。しかし時代は既にMacBook Airの性能に満足していません。
MacBook AirはAppleのノートブックの中でRetinaディスプレイを搭載しない唯一のモデルとなりました。他の機種(iPhoneやiPadも含む)でRetinaディスプレイに慣れてしまうと、MacBook Airの画面が粗く感じてしまいます。それも含めて敢えてMacBook Airを選択する理由は価格以外にはなくなっています。
近い将来、MacBook Air 13インチもAppleのノートブックのラインナップから姿を消す可能性は大いに考えられます。