iOS 9の目玉機能として2015年のWWDCで発表されたAppleのNewsアプリは月間アクティブユーザーが7,000万人を突破したとAppleから、Newsパブリッシャーに対するメールで明らかにされました。ユーザーが増えているのは喜ばしいのですが、このアプリは依然として英語圏(米・英・豪)以外では使えません。
アクティブユーザー増加ペースは順調
2015年のWWDCでNewsアプリの概要が発表され、その後一般のブロガーもWordPressなどを使って参加できるようになるなど、ゆっくりですが機能の進化は続いています。2016年のWWDCではアプリのアクティブユーザーが5,000万人を突破したと発表され、そこから約5ヶ月で2,000万人も増えた計算です。
日本でよくにたサービスを提供しているLINE NEWSのアクティブユーザーが4,100万人(2016年7月)と発表されており、それをはるかに上回るアクティブユーザーをNewsアプリが抱えていることがわかります。僕も英語でちょこちょこ記事を書いているのですが、当初に比べてPVが伸びやすくなったと感じています。
Newsアプリの日本語対応は未定
Newsが発表された2015年のWWDC直後は日本でのサービス開始も時間の問題だろうと楽観していました。しかしその後、全く音沙汰がなく、日本語以外の他の言語に対応するという情報もありません。おそらくAppleには英語圏以外でNewsを提供する具体的な計画はないと思われます。
またAppleはiAdサービスを終了しており、Newsアプリ内で表示される広告は極端に少ない状態が続いています。パブリッシャーはこのアプリ向けの記事で収益を得るためには自身で広告主を探してきて、自分で広告を作って掲載するしかありません。広告掲載のためのツールはありますが、広告営業は一般ブロガーには少し敷居は高いです。
今後、どのような形でNewsアプリが発展していくのか、まだまだ不明な点は多いです。よくわからない点も多いですが、僕はもう少し様子を見る感じで記事を投稿してみようと思います。