今日のソフトバンクの発表会、戦略機種は「AQUOS CRYSTAL」で新サービスは「App Pass」でした。確かにすぐに販売を押し上げるような「戦術」機種というよりも、将来的なシナジー効果やスマホの可能性を広げる「戦略」機種であり、「戦略」サービスであったと思います。新サービス「App Pass」はスマートパスのソフトバンク版って感じです。スプリントとの共同実施を武器に、先行するauのスマートパストどう差別化するかが注目です。
そして今日の発表会ではソフトバンクのVoLTE開始について初めて具体的な日時への言及がありました。今まで全く取り組みが見えなかったソフトバンクのVoLTEですが、新機種の「AQUOS CRYSTAL X」発売（2014年12月以降）まで開始すると発表されました。
正確にいつから始まるかは不明です。「X」が発売されるまでに始まるかもしれないし、「X」の発売がずれ込めば12月以降（来年）になるかもしれません。ただこの時期あたりをメドにVoLTEのテストが始まっているのは事実でしょう。期待したいところです。
しかし「夏」から開始としていたプラチナLTEに関しては言及なしです。確かに未だに5MHz幅でのサービスしか確認されておらず、決して他社のようなエリア拡大には繋がっていません。あえて宣伝するより、エリアがある程度広がってから大々的に宣伝する方が効果的かもしれません。
またauが始めているキャリアアグリゲーション（CA）についても特に言及はなかったようです。プラチナLTEが本格的に始まってからの技術かもしれませんが、現時点で発表できる状態にはないのでしょう。
今回の発表でiPhone 6のVoLTEやCA対応についてポジティブな情報はありませんでした。ただもしiPhone 6がVoLTEに対応したとしても、ソフトバンクでも年内をめどにVoLTEが利用できるようになるのはわかりました。