LTEの整備、端末の進化は日進月歩 新幹線のLTEがここまで変わった

auが普段からエリアを自慢しているLTEサービスが新幹線全駅で対応したとアナウンスしています。対応は800MHz帯のLTEが利用できるAndroidスマートフォン、iPhone 5s/5c、iPad Air、iPad mini Retinaに限られますが、新幹線の全駅、仙台~東京~広島間はトンネル内も含めた全区間で利用できるようになっています。(ご利用いただける新幹線

去年にくらべて、かなり状況は変わっているようです。9ヶ月ほど前の去年の5月、iPhone 5を持って東海道新幹線のLTEを調べて、このブログにも書きました。(東海道新幹線 品川〜京都のau LTE(iPhone 5向け)事情

抜粋すると

品川〜新横浜
この区間は都心部のLTEと変わらず、ベッタリ5MHzで整備されていました。テザリングも支障なくできるレベルでした。

新横浜〜小田原
電波の状態はあまり良くありませんでした。LTEも間欠的に受信する程度。ただ小田原駅付近では10MHzのLTEを掴みます。

小田原〜静岡
熱海駅付近の10MHz LTE この区間はトンネルが多く、3G(○を含む)となる部分が多くなっています。

静岡〜掛川
静岡駅を出て一定時間はLTEとなっていましたが、大井川を超えたあたりから3Gとなります。ただ掛川に近づいて来ると再び安定的にLTEを受信するようになります。

掛川〜浜松
この区間はずっとLTEです。しかも浜松駅周辺以外はずっと10MHz幅でKDDIの本気度を感じました。

浜松〜豊橋
この区間は比較的弱いLTEの電波を受信するエリアでした。条件によっては3Gとなる場合もあるかもしれません。豊橋駅付近では安定的なLTEでしたが5MHzでした。

豊橋〜名古屋
豊橋駅直後に一旦3Gとなったのですが、蒲郡付近で再び10MHzのLTEを掴みました。ただ三河安城にさしかかるあたりで5MHzにおち、そのまま名古屋までずっと5MHzのLTEエリアとなっていました。

名古屋〜岐阜羽島
名古屋駅を出た直後は5MHzのLTEエリアですが、清洲市あたりから10MHzに切り替わり、岐阜羽島近辺までLTEエリアが続きます。

岐阜羽島〜京都駅
大垣をすぎると完全に3Gエリアとなり、このエリアは滋賀県に入ってもずっと続きます。京都駅直前まで3Gでした。

去年の5月に調べたものですが、利用者の一番多い東海道新幹線でも3Gとなることがありました。その後、5s/5cの800MHz帯LTE対応とエリア整備の結果、ほぼこの区間でLTEから落ちることはなくなったようです。9ヶ月でここまで変わるのは、iPhone 5が2.1GHzのLTEにしか対応していなかったことが大きいにしても、驚くべきことかと思います。