iPhone XS/XS Maxの品薄はほぼ解消 そもそも品薄ではなかった?

iPhone XS/XS Maxの発売から2回目の週末が終わり、ほとんどのモデルが店頭ですぐに購入できるようになっています。今年のiPhoneは供給がしっかりしていたのか需要が低調だったのか、品薄状態はあまり続きませんでした。

予約開始時から供給に余裕

9月14日のiPhone XS/XS Maxの予約開始の時から今年のiPhoneは供給に余裕があるのでは?との観測が広がっていました。Apple Online Storeでは予約開始からこれほど長時間に渡って発売当日の配送分が残っていることはありませんでした。また発売直前にはヨドバシカメラの在庫状況が判明し、予約がなくても当日に購入できるモデルが多数あることが判明します。

発売日以降も順調にiPhone XS/XS Maxが供給され、既にApple Storeではモデルでも当日受け取りが可能な状態です。また量販店でもキャリア、容量、カラーの組み合わせで一部予約が必要なモデルはあるのですが、多くのモデルで当日の購入が可能になっています。これほどiPhoneの新モデル、しかもフラッグシップモデルの在庫が揃っているのは近年はあまりないことです。

あまり売れていない?

BCNが発表した数字からはiPhone XS/XS Maxの販売ペースが芳しくないことが見えてきます。iPhone XS/XS Maxの販売ペースは昨年のiPhone 8/8 Plusと同ペースとされますが、昨年のペースはiPhone Xの発売を控えて、多くの人がiPhone 8/8 Plusの購入を見送ったことも影響しています。今年はそれがありません。

今月発売されるiPhone XRは最新機能と高スペックを誇るような機種ではなく、比較的安い値段でiPhoneを使いたい人向けのモデルでもあります。そのため爆発的に売れるというより、細く、長く、iPhone SEのような売れ方をする機種と考えられます。その結果として、今年のiPhoneの販売ペースはこのままスローペースのまま推移する可能性も出ています。どうなるのでしょうか。