Apple Watch、iPhoneを学生証に、アメリカの3大学で始まる

Apple WatchiPhoneを学生証として利用できる機能は6月のWWDCでiOS 12、watchOS 5の新機能として紹介されました。その機能が早速アメリカの3つの大学で利用できるようになりました。今後も対応の大学は増えていくとされ、もしかしたら日本にもその流れが波及するかもしれません(単なる希望ですが)。

入館と買い物にも

大学では学生証が様々な場面で利用されます。日本でも体育館やジム、図書館などの施設の入館証となるだけでなく、学生食堂や購買部での料金支払いにも学生証を利用することがあります。これはアメリカでも同じようで、このような機能が一括してiPhoneApple Watchに搭載されました。またデバイス内の学生証で付近の小売店やコインランドリーでの支払いにも使えるとしています。

これら機能はiPhoneやApple Watchに搭載されたNFCを利用したもので、今回導入した3大学(デューク大学、アラバマ大学、オクラホマ大学)以外にも広がる予定です。さらに言えばNFCは日本でも多く使われており、iPhoneやApple Watchを学生証とする大学が出てくる可能性は十分に考えられます。

学生証以外にも期待

今回はiPhoneやApple Watchが学生証に対応したということなのですが、将来的にはスポートジムの会員証一般企業の社員証、さらには運転免許証健康保険証にも対応していってほしいところです。例えば、iPhoneやApple Watchがスポーツジムの会員証にできれば、入り口で会員証としてデバイスをかざして入館し、ロッカーの鍵を閉めて、自動販売機で飲み物の購入も、という使い方ができそうです。Apple Watchだと同時に運動の記録も残せてかなり便利そうです。

既に日本ではApple PayのSuicaを利用してレンタサイクルの会員証としてiPhoneやApple Watchが利用できるようになっているのですが、Suicaとは無関係に、もっと柔軟にNFCが利用できればいいと思います。