Apple Watchの心電図アプリ、watchOS 5.1.2から利用可能(当面は米国のみ)

Apple Watch Series 4の目玉機能として発表された心電図測定・記録アプリがまもなく公開されるとアメリカのネットメディアが伝えています(watchOS 5.1.2 Will Enable ECG App on Apple Watch Series 4)。現在ベータテスト中のwatchOS 5.1.2から使えるようになるようです。

米国のみの提供

心電図測定・記録Apple Watch Series 4の特徴の一つですが、医療分野に深く入り込むため販売には各国の法律の壁が存在します。現在、Apple Watchの心電図機能はアメリカの規制当局からしか販売許可を受けていないため、watchOS 5.1.2からこの機能が使えるようになるのはアメリカのユーザーのみです。さらに言えばアメリカでもApple Watchに搭載される心電図機能が診断を目的としたものではなく、従来の診断方法を置き換えるものではないと販売時に説明されるとのことです。

心電図の測定、記録、読み取りの正確性は命に関わる部分だけに、Apple Watchの機能にだけ頼るのもあまり良くないのでしょう。また心電図の読み取りには専門的な知識も必要であり、Apple Watchの機能はまだ参考程度という位置付けなのかもしれません。ちなみに日本でもApple Watchの利用地域を「アメリカ」と変更することでアプリがダウンロードできるという噂もあります。試す程度なら問題ないかもしれません。

ちなみにwatchOS 5.1.2は現在ベータテスト中であり、12月上旬にリリースされると予想されています。早ければあと1週間程度でiOS 12.1.1と同時に公開されるでしょう。どこまで正確に心電図が測定・記録できるのか、アメリカで一斉に検証されるはずです。Appleがどこまでこの機能を作り込んだのか、気になります。