iOSは「令和」に間に合わないんじゃないか?

現在、Appleは多くの新機能を盛り込んだiOS 12.3のベータ版を開発者やベータテスター向けに公開して不具合の除去を進めています。このiOS 12.3には日本の元号に関する修正も含まれており、今年の改元に対応するとされています。

正式版は5月公開?

iOS 12.3では動画コンテンツのプラットフォームとして3月のスペシャルイベントで発表した「Apple TVアプリ」が使えるようになります。Apple TVアプリは5月公開と発表されており、iOS 12.3の正式版も5月中にリリースされると予想されます。なので令和が始まるまでに改元に対応したiOS 12.3がリリースされる可能性は限りなく低く、仮にアメリカの日付で5月1日にiOS 12.3が公開されたとしても、時差の関係で少なくとも十数時間はiOS(macOS)端末の日付が「平成31年5月1日」と表示されてしまうことになりそうです。

iPhoneやiPadでは標準の設定が西暦表示なので、多くの人がそのまま西暦表示に設定しているのではないでしょうか。ただ和暦に慣れた人なら、iPhoneやiPadに元号を表示するように設定する人も一定数いるはずです。そうしたユーザーとって平成31年5月1日というのは少し不便で不親切な表示になってしまいます。なんとか間に合わせる方法はないのでしょうか。もし間に合わないとしても、できるだけ早い時期にiOS 12.3をリリースして日本のユーザーの不便さを解消して欲しいところです。