Apple Music + Echoの組み合わせが快適

6月25日、Amazonは日本でもAlexa搭載端末でApple Musicが再生できるようになったと発表しました。待ちに待った機能なのでさっそく自宅のEcho Dotとリンクして試してみましたが、なかなか快適に使えそうです。

聞き取り性能の良さ

AmazonのAlexaは音声アシスタントの分野でGoogleやAppleを一歩リードする存在として認識されており、Apple Musicの操作でもその認識通りの性能を発揮してくれます。Echo端末から数m離れた場所からでも「Alexa、Apple Musicで音楽を再生」と言えば再生を始めてくれます。また重要なことなのですが、音楽が再生されているときでも「Alexa、音量を上げて(下げて)」、「Alexa、一時停止」、「Alexa、次の曲」などと指示を出してもしっかり反応してくれます。

この聞き取り性能の良さはSpotifyで試していた時からわかっていたのですが、やっぱり一番使っている音楽配信サービス(Apple Music)で使えるようになったのが大きいです。これで部屋のスピーカーをEcho端末と接続しておけばAlexaに頼むだけでそれなりの音質でApple Musicを楽しめて、かなり便利に使えそうです。

プレイリスト名には注意

ただ音声アシスタント特有の少し面倒なところもあります。例えばプレイリスト名を「よくきく曲」としていた場合、「Alexa、プレイリストよくきく曲を再生して」とお願いすると、自分のラジオステーションを再生することがあります。またプレイリストの名前をアーティスト名にしていても、そのアーティストのラジオステーションの再生が始まることがあります。もしかしたら使っているうちに改善されるのかもしれませんが、当面はプレイリスト名の変更で対応するしかなさそうです。

ともあれ、これでHomePodがなくても音声コントロールでApple Musicを楽しめるようになりました。他のApple製品やHomeKit対応のホームオートメーション、ショートカットとの連携を考えるならHomePodがベストなのはわかります。しかしいつまで経ってもHomePodが日本で販売されない状況で、Apple Music + Echoの組み合わせは現状で最適なのではないでしょうか。


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