iOS 15.1 beta 2、Apple Watchでのロック解除の不具合を解消

29日未明にAppleは開発者向けにiOS 15.1 beta 2を公開しました。このバージョンでApple WatchによるiPhone(Face ID搭載機種)のロック解除時に発生していた不具合を解消しています。

1週間で更新

先週、iOS 15の正式版が公開された直後、iOS 15.1の最初のベータ版が公開されました。しかし、iPhone 13の発売直後からApple WatchでiPhoneがロック解除(Face IDによるロック解除の回避)できなくなっている事象が確認されました。Appleはソフトウェアのアップデートで不具合に対応するとしていましたが、iOS 15.1 beta 2にその対応が盛り込まれた形です。

このアップデートまで、Apple WatchによるFace IDによるロック解除回避機能はOFFにすることが推奨されています。ただ便利な機能なのでできるだけ早い時期の対応が望まれていました。一応、対応の目処が立ったというところでしょうか。

正式版公開はまだ先?

ではiOS 15.1の正式版はいつ公開されるのでしょうか。参考になるのはベータ版のビルド番号の法則性です。iOS 15.1 beta 2のビルド番号の末尾は「f」であり、これが正式版までに「a」へと上がって行くのが通例です(例外もあります)。なのでiOS 15.1の正式版がまもなく公開されるってことはなさそうです。

せっかく不具合が解消されたのに、公開はまだ先となればユーザーの不満は溜まってしまいます。おそらく10月に開催される発表イベント(MacBook Pro、AirPods(第3世代)の発表、Apple Watch Series 7の発売日発表)の直後に正式版iOS 15.1が公開されるのでしょう。10月下旬あたりになるのではないでしょうか