Matter + Homeは年内に登場 待ちに待ったスマートホーム統一規格

AppleやGoogle、Amazonなどが共同で規格を策定したMatterに準拠した製品がiOS 16からホームアプリでコントロールできるようになります。

年内登場

現在、AppleのHomeKit対応製品のみがiPhoneやiPad、MacなどのHomeアプリでコントロールできる状態です。そのためAmazonのAlexa対応製品、Google Home対応製品は現状では当然ながらHomeアプリでコントロールできません。HomeKit対応製品が少ない(特に国内で入手可能な製品が少ない)こともあり、Homeアプリの使い勝手もイマイチの状態が続いています。

この状態を打開すると期待されているのがスマートホームの統一規格「Matter」です。Matterはスマートホーム関連製品を作るメーカー、スマートスピーカーを販売する企業(もちろんAppleも含まれます)などが参加して策定された規格であり、このMatterに準拠すれば、全てのプラットフォームで使える製品となります。

当初は昨年中に対応製品第一号が発売されるとされましたが、何らかの理由で製品化が遅れています。しかし本日開催されたWWDC22の基調講演でMatter対応製品をHomeアプリでコントロールする機能がiOS 16に搭載されると発表されました。年内登場と付記されているため、iOS 16.116.2で実装されると思われますが、その頃には対応製品も販売されているでしょう。

これまでHomeKit対応製品が少なく、便利なスマートホームの構築が進まなかったので、Matter + Homeには大いに期待したいです。