iBookstore、個人で有料配信は少しハードルが高い

今日から利用できるようになった日本語のiBooksstoreですが、iBooksstoreで電子書籍を販売することは個人でも可能です。しかし、いくつかのハードルがあります。

まずアメリカの納税コードを取得する必要があります。これは無料でできますが、手続きは英語です。これだけでも結構なハードルではあります。このコードと銀行口座を揃えることでとりあえず公開の準備は完了です。

有料配信アカウント登録に必要なもの
Apple ID、メールアドレス、OS10.6以降のMac
U.S. Tax ID、銀行口座

しかし、そこから先にあるもう一つのハードルが厄介。iBookstoreで電子書籍を販売するにあたって1タイトルに1つのISBNコードの取得が必要になります。日本では10タイトル分が17,850円、100タイトル分が30,450円です。費用だけでなく取得には3週間程度の日数も必要で、個人の販売においては不便になっています。

売れるか分からない本に初期費用としてちょっとした出費が必要です。この制度は高々2万円弱の出費を惜しむようなタイトルがStoreに並ぶことを防ぐ意味があるかもしれません。しかし個人出版にとって初期費用は低くないハードルになると思います。

追記:2013年3月時点で日本のiBookstoreは個人の出版には対応していないようです。