WWDCで最新5Kディスプレイ発表の噂を疑う

一部の国のApple Online StoreThunderboltディスプレイが品薄になっていることにに関連して、近々この代替として5Kディスプレイが発売されると推測されています。さらにその新ディスプレイはWWDCで発表される、との憶測も出ていますが、この憶測の真偽は定かではありません。

WWDCはソフトウェア発表が中心

何度もこのブログでも書いていますが近年のWWDCは開発者向けのイベントという色を強めており、いっときのようなハードの発表はほとんど行われない場所になっています。過去にApple TVやMac miniの新モデルなどの発表が期待されたこともありますが、肩透かしを何度も経験しています

さらに最近のAppleは大きな変更点の少ない新モデルの発表はWebサイト上で済ませることが多いです。最近ではMacBookの新色(ローズゴールド)追加もWebサイトの更新で告知されただけです。新たに発売されると推測されている5Kディスプレイも大きな舞台で発表するほどのインパクトを持っているとは思えません。総合的に考えてWWDCで5Kディスプレイが発表されるという憶測はあてにならないものと考えます

Apple Watch2も発表はWWDCではない

同様に、一部で期待されていたApple Watch2の発表もWWDCでは行われないでしょう。次期iPhone(iPhone 7)と同時期の発売という情報も出ていますが、WWDCでの発表の可能性は限りなく低くなっています

AppleファンがWWDCに期待すべきは、iOS 10であり、OS X10.12であり、watchOS3だと思います。特にiOS 10はどのような機能が搭載されるか、漏れてくる女うう方も少なく楽しみです。またwatchOS3もおそらく発表されると思われますが、イマイチ爆発できないApple Watchの起爆剤になってくれれば、と期待しています。

WWDCは6月13日(日本時間14日未明)の基調講演で幕を開け、開発者向けに様々なイベントが用意されています。2016年から17年のAppleの動きを予想する上で、ある意味iPhoneの発表より重要なイベントといっても過言ではありません。