MinecraftがApple TVに対応、でも遊ぶにはハードルが高い

10月に開催されたAppleのスペシャルイベント(MacBook Proの新モデル発表が中心)ではApple TVの刷新も発表されました。その一環として人気アプリMINECRAFTのApple TVアプリを年内にリリースすると公表し、約束通り12月20日にそのアプリが公開されました。

アプリは2,400円でコントローラーも必須

Apple TV向けのMINECRAFTアプリの価格は2,400円となっており、iOSアプリ(840円)よりも高額な設定です。MINECRAFTは小さい画面よりも大きな画面で遊んだ方が楽しいのは確かで、その違いに1,200円ほどの価値があるかどうか、というところです。1,200円の課金で大荒れとなったスーパーマリオランの例を出すまでもなく、2,400円はアプリとしては高額であり少しハードルが高い気がします。

さらにもう一つ、MINECRAFTのApple TVアプリにはハードルがあります。一般的に言ってApple TV向けのアプリはiPhoneやiPad向けのアプリのように単純な操作にこだわるものが比較的少なくなっています。大きなテレビ画面で、遊べるためコントローラーを使って複雑な操作をするアプリも結構あります。MINECRAFTもその一つで、アプリで遊ぶにはMFi認証を受けたコントローラーが必要になります。

Apple Online Storeで販売されているMFi認証コントローラーは一番安いものでも6,400円(税別)します。アプリ代、コントローラー代を含めるとApple TVを持っていたとしてもMINECRAFTで遊ぶにはそれなりの出費が必要になります。

年内はポケモンGOのApple Watch対応を残すのみ

MINECRAFTのApple TV用アプリがリリースされたことで、Appleが今年に発表した「年内」に対応するとしていたことはポケモンGOのApple Watch対応のみとなりました。ポケモンGOについてはApple Watch対応が中止されたとの噂も出ましたが、Twitterの公式アカウントが「まもなく対応、ご期待ください」とつぶやき、年内に対応する可能性が高まりました。

早ければ今日、明日にも対応すると予想しますが、AppStoreがクリスマス休暇に入ってしまうとアプリの更新・リリースが滞るため対応は年末ギリギリになるかもしれません。何れにせよ「まもなく」を信じて待つしかなさそうです