BeatsとApple、次に始まることってなんだろう

Appleがこれまで最大の金額で買収したのが高級ヘッドフォンメーカーと紹介されることの多いBeats社でした。3月ごろから買収の噂があり、6月のWWDCではBeats社のDr. Dreが電話で登場していました。そして先日、最終的な手続きが完了して正式にAppleのグループ会社となりました。BeatsのCEOはAppleの経営陣に加わり、Appleの経営にも影響を及ぼしていくようです。

そしてこの買収が完了したことで、Appleのサイトに「ようこそ、ファミリーへ。」と題されたページが設置され、AppleによるBeatsの買収が告知されています。このページで一番気になるのが、ページ下部に記されている「次に始まることが、待ちきれません」の文字です。

ヘッドフォンメーカーとAppleができること、と考えるとそれほど多くはないのかもしれません。しかしBeatsは音楽ストリーミング配信を手がけていて、この事業がAppleのiTunes Radioとの相性が良いとされます。おそらく音楽ストリーミング配信事業がAppleと「次」を生み出すのでしょう。その「次」がどのようになるのか、とても楽しみです。

僕としてはやっぱり、iTunes Radioの発展を期待するのですが、そのサービスが日本で利用できるのか、心配ではあります。iTunes Matchが多くの国から大幅に遅れてスタートしたのが今年の5月です。それからiTunes Radioのようなサービスが受け入れられる土壌が形成されるにはもう少し時間がかかる気もします。