Apple製品の中でも地味な存在であるApple TVに珍しく新モデルの噂が出ています。新モデルでは今のApple TVの画質よりもはるかに解像度の高い4K画質の動画のストリーミング配信に対応するようです。ただ4K動画をリビングのテレビで再生するのには、まだ時期尚早な気もします。
4Kストリーミング配信対応を含むApple TVをテスト中
Apple TVの新モデルの情報を伝えているBloombergは次期Apple TVには様々な機能の追加がテストされていると伝えています。そのうちの一つが4Kストリーミング配信への対応であり、これが次期Apple TVの機能として最も注目される機能となっています。この噂が本当ならApple TVは第4世代で1080pのHD画質に対応したのに続き、次期Apple TVでは一気に2304pへと画質が向上されることになります。
画質が向上することで迫力のあるコンテンツが楽しめるのは事実です。1080pの画質に慣れてしまうと、もう昔の720p画質には戻れません。時代が進むに連れて画質が向上して行くのは自然な流れなのかもしれません。すでに一部のストリーミング配信プラットフォームでは4K動画の配信も少ないながら始まっています。次期Apple TVが4K動画に対応することに疑問はありません。
4K動画の再生は難しい
ただ現時点で4K動画のストリーミング配信が主流になるかといえば、それはあまり考えられません。4K動画のストリーミング配信には常時30Mbpsくらいの速度が確保できるネット回線が必要です。4K画質の映画をストリーミング配信で楽しむとすれば、この速度が数時間は安定して維持される必要があり、現時点で超えなければいけないハードルは高いと言っていいでしょう。
もちろん4K対応のテレビも必要です。またストリーミング配信される4K対応のコンテンツもまだまだ少ない状態です。なので将来的には4K対応のApple TVは欲しいけれど、すぐに買いたいってほどの魅力は感じません。ただすでにiPhoneの動画撮影が4Kに対応しているので、これをApple TVで楽しむためにも4K動画の再生に対応した環境は必要なのかもしれません。