Appleは「Apple Payと新生活を始めよう。」キャンペーンを実施して、春の新しい生活でApple Payをどんどん使ってもらおうとキャンペーンを展開しています。しかしあまり有名ではありませんが、普段からApple Pay(Suica)を使うことで特典がもらえるサービスが存在します。
関東地方の路線バスで利用可能 「バス特」
Apple PayはSuicaのカード番号をiPhoneやApple Watch内に取り込むことで、カード実物と同じ機能をiPhoneやApple Watchで再現できるようになっています。そのためバス利用特典サービス(バス特)として、Suica (PASMO)で関東地方の路線バスを利用した際に付与される「バスポイント」はApple Payで利用しているSuicaにも付与されます。
バスポイントは毎月1日から月末まで、路線バス100円利用ごとに100ポイントたまり、1000ポイントごとに特典バスチケットがもらえるサービスです。ポイントの積算も利用も、全て自動で行われるため気をつけておかないと忘れます。ちなみに1ヶ月に1万円分の路線バスを利用した場合、割引額の合計は1,740円となり、現在「Apple Payと新生活を始めよう。」で行われているキャンペーンと比べても遜色のないポイント還元率となっています。
バス特が利用できるならスマートEXも利用できるはず
iPhoneやApple Watchに取り込んだSuicaで「バス特」が利用できるのは、それぞれのディバイス内にあるFelicaチップが通常のSuicaと同様の働きをしているからだと思われます。この他にもコインロッカーやレンタサイクルでも決済以外にSuicaの情報が利用されており、これらも同様にApple Payで使っているSuicaでも利用できます。
そう考えると9月末からJR東海が始める、Suicaなどの交通系ICカードでの新幹線利用サービス「スマートEX」でもApple Payで利用しているSuicaが使えるようになるはずです。まだJR東海からは公式にApple PayのSuicaが使えるかどうかの情報は出ていませんが、おそらく使えるようになるでしょう、期待しています。