AppleがMVNOになれば「格安」じゃなくても流行るんじゃないの?

最近、何かと話題のMVNOは「格安」をウリにして勢力を拡大させようとしています。しかし、なぜ「格安」かといえば値段以外に競争できる部分がないからという側面もあります。イオンやビックカメラ、OCN、ぷらら、BIGLOBEが何か付加価値を携帯電話に付けられるかといえば、やはり難しいのが現状でしょう。

ただタイトルもあるようにAppleのような企業がMVNOになれば、格安以外のウリを作れるでしょう。例えばiTune Matchと1TB分のiCloud Driveの利用料、端末のApple Care、毎月iTunesカード1000円分無料などを含めて月々7000円なんて価格設定もできそうです。また通信量もApple関連のサービスは無制限にするなど、細かい設定をすることで格安でなくても多くの利用者をを呼び込めるでしょう。

まあAppleというのはあくまで一例ですが、コンテンツやサービスをスマートフォン向けに提供するする企業がMVNOになって、自社の事業と通信を深く結びつけるってのはアリだと思います。僕はテレビ局や新聞社なんかはMVNOと相性がいいと考えています。新聞の電子版や番組コンテンツの有料配信と通信サービスを一体で販売するのは理にかなっていると思います。

今は格安でしか利用者を集めることはできないMVNOですが、今後は通信関連の幅広いサービスを包含した業態に変化していくと予想します。案外そんな将来も面白いのかもしれません。