iOS 10.3からApp Storeのアプリのレビューを評価・報告できるようになっています。アプリのレビュー欄は人気アプリで特に荒れることが多いのですが、中には批判のための批判、的外れな批判も多くあります。そのような批判はアプリの評価を歪めてしまうことにもつながり、ユーザーにも開発者にもメリットはありません。なのでユーザーとして荒れたレビュー欄に出くわせば積極的に評価機能を使えばいいのではないでしょうか。
「参考になった」は使いたい
アプリのレビュー欄はユーザーからのアプリ評価だけでなく、不具合の報告場所としても使われることがあります。単に「アプリが落ちるんですけど!!」とだけ書き込む人もいますが、詳しく「iOS X.X.X、watchOS Y.Yとでこういう操作をした時にアプリが落ちます」と報告している人もいます。また新しい使い方、知らなかった使い方を書いてくれる人もいます。このような評価に対しては積極的に「参考になった」ボタンを押したいです。
「参考にならなかった」ボタンはあまり押したくないのですが、批判のための批判やそもそもそれはアプリと関係ないだろ、という評価に関しては「問題点を報告」というのも使えそうです。ユーザーの通信環境が悪いだけでアプリの評価を落とす人もいます。こうした人の評価がアプリ全体の評価(星の数)に影響しないようにするには、問題を報告するしかないのでしょう。
多くの人がアプリ評価欄の評価に参加すれば、今よりは少し快適なレビュー欄になると思います。
3D Touchでレビューを評価
なおレビューを評価・報告するには、評価したいレビューを強く押せば選択肢がポップアップしてきます(3D Touch非対応機種は長押し?)。評価は簡単なのでレビューが役に立てば、気軽に評価することができます。僕もこれから積極的に使っていこうと思います。しかし心配な点もないわけではありません。
おそらく低評価なレビューや問題が多く報告されたレビューはアプリの星の数の計算から除外され、またレビュー欄から排除されていくのでしょう。しかしこれを逆手にとって、アプリのレビュー欄を意図的に操作する業者が出現しない保証はありません。レビュー欄を正常化させようとした試みが、却って業者の介入を招き、アプリの評価が歪められるという結果にならないか、少しだけ心配です。