20GB/30GB大容量プランのテザリング無料キャンペーンは4月末で終わってしまうのか?

auソフトバンク大容量プラン(スーパーデジラ、スマ放題)契約者向けにテザリングオプション料金を無料にするキャンペーンを行なっています。しかし当初の案内ではこのキャンペーンは4月末で終了することになっています。なおドコモは大容量プラン(ウルトラパック)のテンザリングオプション料金を2018年3月末まで無料としており、2社よりも長い期間無料となっています。

横並びが基本の料金体系

通信キャリアの料金体系は激しい競争の結果、結局横並びになることが多くあります。この横並びは協調的寡占状態と批判されることも多いのですが、競争の結果としての横並びという側面もあります。今回のテザリングオプション料金のキャンペーン期間でも、いつもの横並びに落ち着くのでしょうか。

ケータイWatchがソフトバンクとau双方に取材したところ、auは事務的に「予定通り、2017年4月で(大容量プランのテザリング無料キャンペーンを)終了する」と取材に答えています。一方でソフトバンクは「諸々を検討中」としており、キャンペーン延長の可能性をほのめかしています。どちらかが延長を決めれば、どちらかがそれに従うことは間違いないでしょう。月末のキャンペーン終了に向けてにらみ合いが続くのでしょうか。

テザリング月額1000円では魅力半減

今の20GBプラン30GBプランテザリングオプションが無料であることで価格的な魅力を保っています。もし通信料金(20GBが6000円、30GBが8000円)にオプション料金がプラス1000円されるとすれば、自分の用途にあったMVNOの方がプラン全体としての魅力が高くなる可能性はあります。

せっかく大容量プラン+テザリングでモバイルルーターから解放されたと思ったのに、またモバイルルーターを持ち歩く人が増えてしまうのでしょうか。ぜひ大手通信キャリアはMVNOにはできない大容量モバイルデータ通信時代を切り拓く立場であることを自覚してもらって、無料キャンペーンの延長、またはテザリングオプションの無料化を真剣に検討してもらいたいです。