今日から予約が始まるはずだった「スマ放題」ですが、事前申し込み開始が6月26日に延期されてしまいました。6月7日の発表で「11日から事前申し込み開始」と告知されていたので、たった3日で撤回されてしまった形です。ドコモのプランを模倣したにもかかわらず、準備不足を露呈してしまいました。
ソフトバンクでは発表されたプランやオプションがコロコロ変わることは今までもありました。iPhone 5発表のときのテザリング対応騒動は記憶に新しいところです。またデータ通信量による規制基準も提示された内容が数日で変更されるなど、他社の様子をうかがいつつプラン、オプション、条件を変更させていました。
ただ、このiPhone 5のときの騒動はTwitterなどからの要望を受けて、利用者にとってプラス方向に向いた変更でした。テザリングを可能とし、規制基準を緩めることで利便性を向上させる変更を素早く対応していました。この対応はさすがソフトバンクの機動力という評価が多くありました。
今回は違います。当初提示したプランもドコモの定額プランをみて改訂、撤回と迷走しました。そして新たに出てきたプランもドコモの新プランとと殆ど同じ。なのに準備不足なのか、auの様子を見ているのか、事前申し込みの受付を延期。結果として今回の迷走で利用者は全くメリットを享受できていません。
このスマ放題の迷走、ワイモバイルの売却撤回、900MHzのLTE開始の遅延など、最近のソフトバンクはチグハグな印象を持たれても致し方ない状況に陥っています。