Apple Watchの発売から2年、対応アプリが徐々に増え、日本でのApple Payにも対応してこれからいよいよ普及に加速がつく、そう考えていた矢先にいくつかのメジャーアプリのApple Watch対応停止が発覚しました。対応を停止したのはGoogle MapやAmazonといったiPhoneには欠かせないアプリであり、その影響が心配されています。
日本にも対応停止アプリが
今朝、アメリカのネットメディアがGoogle Map、Amazon、eBayアプリがApple Watchへの対応停止を報じ、大きな話題となっています。これらアプリは示し合わせて停止したわけではなさそうで、それぞれが対応のメリットと対応のための費用(手間)を比べた時に、メリットが相対的に小さかったのでしょう。Apple Watchが当初の期待ほど普及していないのが原因かもしれません。
さらに、これらアプリが対応を停止したのは数週から数日前なのですが、それが大きな話題となるまでに数日かかったことも一部ネットメディアが指摘しています。これはこれらアプリがApple Watchで頻繁にかつ便利に使われていない証拠であり、多くの人が気づかなかったこと自体が問題なのかもしれません(Apple Watchの問題か、アプリの問題か)。
また日本でも最近になって通販・決済アプリ「Origami」がApple Watchのサポートを停止しています。このアプリがApple Watchではあまり使われていなかったのかもしれませんが、一連の流れの中で見ると少し不安になる兆候ではあります。
Apple Watchの特性が鮮明になったのも原因?
今回Apple Watchへの対応を停止したアプリは通販アプリ、地図アプリです。確かにApple Watchで通販を利用しようとは思いません。また地図アプリのナビゲーション機能も思ったほど便利ではありません。これらアプリが対応を停止してもユーザーが気づかなかったのは、使っている人が少なかったからでしょう。僕もインストールしていましたが使っていなかったのでApple Watchからアプリがなくなったのに気づきませんでした。
一方で健康管理やエクササイズ管理、メッセージ機能などはApple Watchと非常に相性が良く、こちらは非常に便利に使っています。今回の有力アプリのApple Watchからの撤退をポジティブに考えると「何に使っていいかよくわからなかったApple Watchの特性、用途が鮮明になったから」とも言えなくはありません。
個人的にはGoogleやAmazonにApple Watchの利用シーンに適したアプリを再びリリースしてもらいたいと考えます。