既にドコモが実施し、ソフトバンクが発表した定額通話プランですが、KDDIもこれに倣ったプランを月内にも発表する見通しと産経新聞が報じています。予想通りの報道で、驚きはありませんが、3社が横並びプランとなる方向が一層強くなってきています。
まだプランの詳細は出ていませんが、やはり2700円の定額通話プランが軸になるのでしょう。このプランに通信量に応じて料金が高くなるデータプランを組み合わせ、家族や複数ディバイスでシェアという流れはauも他社と同様のものが出てくると思われます。
問題は価格です。もちろん値下げが消費者にとって嬉しいのですが、そこは通信キャリアも営利企業ということを考慮するべきかもしれません。何か価値のあるサービスが提供されるなら、消費者はそれに見合った料金を払うのが常識です。消費者が納得して料金を払えるプランを期待したいところです。
僕としては多少値が張っても、月間データ通信量の多い人でもそれほど出費が嵩まないプランを希望します。定額通話は要らないので、そこにお金を払うよりも、データ通信にお金を払いたいと思います。なかなか難しい問題なのかもしれませんが、auには頑張ってもらいたいところです。
あと、auの場合はVoLTEサービスの開始と定額通話を絡めるとの報道もあり、プランの発表と同時にVoLTEサービスの詳細が明らかになる可能性もあります。VoLTEへの移行を進めるauでは3G通信、通話をできるだけ早い段階で巻き取っていく必要があります。その辺りの事情が料金プランにどのように反映されるかも注目しています。