今朝未明に発表されたiPhone SEはAppleとして初めてサイズダウン、スペックダウンとなるiPhoneの新モデルです。ほとんどiPhone 6sと同じ性能とされますが、微妙に劣る点もあります。どこが違い、その違いは我慢できるのかできないのか。
最大の違いは3D touch
iPhone 6sとiPhone SEで最も異なるのが3D touchの有無です。既にiPhone 6sを半年使い、3D touchの操作に慣れてきた頃にこれを手放すのは惜しい気持ちが大きいです。ホーム画面からのショートカット機能は便利で、電話やauのスマートパスアプリで便利に使っていました。
なければないでいいのかもしれませんが、3D touchの無いiPhoneになれるにも半年ほどかかりそうです。3D touchさえ諦めがつけば、iPhone SEへの機種変更のハードルは超えたと言ってもいいかもしれません。
LTEの最大速度が150Mbpsに低下
iPhone SEは機種としてモバイル通信の最高速度が150Mpsとなります。iPhone 6sが下り最大300Mbpsに対応していることを考えると、最高速度は半分になっています。またソフトバンクのiPhone SEは利用周波数の関係で下り最大112.5Mbpsまで下がります。
しかし20Mbps、30Mbpsのスピードが出ていれば、普段のスマートフォンの利用に全く困ることはありません。おそらく下りの最大速度が半分になったことの影響は大きくないでしょう。ただスピードテストで速い記録を残したい人はiPhone SEを諦めなくてはいけないかもしれません。
Touch IDが旧世代のものに
そして地味ですがiPhone 6sのTouch IDが第二世代のものなのに対して、iPhone SEは第一世代の部品を搭載しています。iPhone 6やiPhone 5sと同じ指紋認証の速度になります。確かにiPhone 6sを購入して最初に驚くのが第二世代の指紋認証速度の速さです。
iPhone SEにこの速さを期待することはできません。毎回のスリープ解除時のことなので、そこでもたつくことが耐えられなければiPhone 6sからiPhone SEへの機種変更はお勧めできません。ただ早くロック解除するには、世代による認証速度の違いよりも、認識しやすいボタンの押し方のほうが重要です。特に気にすることはない、かもしれません。
Facetimeカメラが旧世代
iPhone SEのFacetimeカメラは1.2メガピクセルで、iPhone 6sの5メガピクセルに比べて劣るのは事実です。用途によってはここも大きな違いになるかもしれません。よく自撮りをする人、FacetimeやLINE、Skypeでビデオ通話をよくする人はiPhone 6sのより綺麗なFacetimeカメラがいいかもしれません。
一方で、あまり自撮りはしない、ビデオ通話もしない、という人はFacetimeカメラの解像度の違いは全く気にする必要はないかもしれません。
以上、iPhoen SEを購入する上で画面サイズ以外に考慮すべき点は複数ありますが、僕は「買い」だと判断しました。24日にはApple Online Storeで予約しようと思います。