ソフトバンクは5日に記者会見を行ない、新しい取り組みに付いて発表すると記者に対して告知しています。
ソフトバンクが5日に会見を実施。「新しい取り組みについてのご説明」って何だ？
— 石川 温 (@iskw226) 2014, 6月 3
この「新しい取り組み」とは何でしょうか。普通に考えると、ドコモのプランを前に撤回した「通話定額プラン」の実施でしょう。これが本命です。 既に6月から始まるとの報道もあり、何らかの通話プランが発表されるのは確実です。
そして対抗として、「VoLTEの開始時期の告知」があるのではないでしょうか。ただ現時点でソフトバンクの端末でハードとしてVoLTEに対応していそうな機種は夏モデルの（AQUOS Xx 304SH）だけでしょう。そのため会見では、これから出てくるiPhoneなどが普及する冬頃のVoLTEサービス開始を明言するのではないでしょうか。
そして大穴ではあるが、案外ありえそうなのが「Wi-Fi callingサービスの開始」です。今日の未明のイベントでiOS8が発表されましたが、その一つの機能としてWi-Fi calling機能がありました。iOS8のリリースと同時に、または既存Android機種へのアップデートでこのWi-Fi callingを始めるのかもしれません。Wi-Fi callingを使うことでドコモへの対抗として実質的な無制限通話定額を提供していく可能性もあります。VoLTEとは違い、既存のiOS8へのアップデート可能機種全てが利用できるメリットもあります。
ソフトバンクは国内で最も多くのWi-Fiスポットを持っています。一方でモバイル回線は他社に比べて細いと言われており、同社がWi-Fi calllingを導入するメリットは非常に大きいでしょう。さらに言えば傘下企業であるスプリントは既にWi-Fi callingをGALAXY S4で実施済みです。これを日本に持ってくるのは自然な流れ、シナジーの発揮といったところかもしれません。「ドコモとは違った角度」という発言や今の時期というタイミングからしても怪しいです。
とりあえず、どれが発表されるにしろ5日には「新しい取り組み」とそれに伴う新料金プランが発表されるのは間違いないでしょう。ソフトバンクの取り組みをみて、auも新料金プランを発表するのではないでしょうか。