ネットメディア「ケータイWatch」がKDDIの役員にインタビューした記事を掲載しています。記事は新料金プランの狙いや優位性の説明が主体となっていますが、これからについてもさらっと触れられています。
KDDI側の説明では新料金プランは「ロケットの1段目」であり、9月以降に「2段ロケットに点火」としています。この2段ロケットは
”単純な料金競争は他社に並ばれるだけで、あまり意味がありません。データギフト、auスマートバリューのような特色を出さなきゃいけないでしょう。料金以外でも、端末とネットワークで差別化していきます”
として、料金以外の部分であると明言されています。特に端末とネットワークでの差別化を強調していて、9月以降に端末とネットワークに新しい試みがあることが示唆されています。やはりVoLTEなのでしょう。VoLTEをどのような価値に結びつけるか、どのように独自性を演出するのか、注目でしょう。
ドコモはVoLTEの高音質通話を強調してテレビCMなどでも積極的に宣伝しています。一方でauは「VoLTEはデータとの連携が重要」との発言を繰り返しています。一体データとの連携とは何を意味するのか、僕には想像がつきませんが、おそらくこれが差別化のキーワードになるのでしょう。さらにこのVoLTE関連の新サービス開始と同時に「カケホとデジラ」の体型も修正されて完成すると予想します。
この2段ロケットが勢いよく打ち上がれば、9月発売のiPhone販売競争でもauは優位に立てるはずです。どうなんでしょうか。