AirTagをNFCタグとして使う

紛失防止タグの定番となったAirTagの用途はもちろん紛失物を探すことですが、実際にAirTagをつけたアイテムを紛失することは年に何回もあるわけではなく、日常的にその便利さを実感する機会はあまりありません。そこでAirTagに内蔵されているNFCタグの用途を工夫すれば、AirTagを日常的に便利なアイテムとして使えるようになるのではないでしょうか。

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オートメーション、ショートカットと連携

AirTagに内蔵されているNFCタグは一般的に販売されているNFCタグと同様に、iPhoneでタッチすればオートメーション(ショートカット)実行のトリガーとなります。例えば家の鍵(キーホルダー)に付けたAirTagにiPhoneをタップさせることで、ホームオートメーションを起動して玄関の照明、リビンングの照明をONにするといった使い方ができます(もちろん照明がスマートホームに対応していることが必須です)。

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車の鍵のAirTagにiPhoneをタップさせれば、車の駐車位置をマップアプリに記録させる設定も可能です。事前にショートカットで駐車位置記録を作っておき、AirTagへのタップがこのショートカット実行のトリガーとなるようにします。これで郊外の大きなショッピングセンターやテーマパークなどで駐車し後、鍵につけたAirTagにタップするだけでその場所がマップアプリに記録されます。これで帰りにどこに駐車したかわからなくなるのを防げます。

アプリと連携したショートカットを使うことで財布のAirTagにタップすることで家計簿アプリをすぐに起動することもできます。すぐにレシート読み取りができれば面倒な作業も少し楽になるでしょう。LINEアプリのショートカットと連携させれば、仕事用の鞄につけたAirTagをiPhoneでタップするだけで帰宅までの所要時間(到着時間)を家族にLINEで送信する設定もできます。いちいち調べてポチポチ打つ必要もありません。

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旅行鞄につけたAirTagをタップすれば、カバンに入れる荷物のリストや旅行に持っていくもののチェックリストを表示できるようにするのも便利でしょう。旅行ごとに表示するリストを更新していけば無駄なものを毎回持って行ったり、毎回旅先であれを持って来ればよかったと思うことが防げそうです。

モノとリンクできるメリット

上記のようなショートカットやホームオートメーションの実行はiPhoneのホーム画面に設定したアイコンやホームアプリからも可能です。しかしAirTagがついているモノと関連した操作がタップで実行されるのは直感的であり、実感として非常に使いやすいです。オートメーションの存在を忘れにくい、実行が習慣になりやすいという点もそのメリットかもしれません。

ちなみにiPhoneでAirTagをタップする際は樹脂面をタップします(金属面は反応しません)。そのため財布などにAirTagを入れておく場合は外側に樹脂面を向けておく必要があります。NFCタグとオートメーションの連携についてはこちら→(便利なNFCタグとショートカットアプリのオートメーション

 

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