AppleはiOS 14の新機能としてHomeKit対応照明の色を時間帯によって自動で調整する機能(アダプティブライティング、適応型照明)を発表しました。ただ使えるHomeKit対応照明はまだ少なく、12月になってようやくPhilips Hueのスマート照明が対応しました。
時間によって色が変化
iOS 14の新機能として日本でも12月から使えるようになったPhilips Hueの適応型照明は昼間は明るい白系の光、朝や夕方は暖色系の光と自動で切り替えてくれる機能で、日々の活動に適した光を提供してくれます。白系の光は仕事中など集中力を必要とする時に向くとされ、一方で夕方にはブルーライトをカットした光でリラックスできる雰囲気を作ってくれます。
iPhoneやMacでも日没後はディスプレイのブルーライトをカットしてくれる機能がるのですが、それを部屋の照明にも拡張した形です。部屋に窓から差し込む外の光も昼間は強い光、夕方には弱い暖色系の光となることが多く、それに合わせて部屋の照明も変化していくという感じです。1週間ほど使っているのですが、外の光の変化に合わせて変化しているのか、どこかで急に光の色が変わるというより、気づいたら照明の色が変わってるって感じです。
上の写真、左が昼過ぎ(13時頃)の照明の色、右の写真が夜の照明の写真です。比べると一目瞭然ですが、ずっとその部屋にいると自然に変化しているためか、その変化に気づくことはありません。それだけ自然に変化しているのかもしれません。
Philips Hueが対応
現在、国内で販売されているHomeKit対応のスマート照明で適応型照明に対応が確認されているのはPhilips Hueのみです。通常のLED電球より高価で、ハブの設置も必要なことから導入ハードルは高いのですが、スマートホームの基本的な便利さを体験するにはPhilips Hueはお勧めです。
私はワークスペースの照明(電球タイプ、リボンタイプ)、廊下、玄関の照明(E17タイプ)と自分が主にON/OFFする照明は全てPhilips Hueに変えてあります。そのため毎日定時に前照明をOFFにするオートメーションを設定して消し忘れもなく、また朝にワークスペースの照明をつけるとHomePod miniから音楽が流れるような設定にもしてあります。