新しいApple TV 4K発売 「Wi-Fi」「Wi-Fi + Ethernet」 どちらを買えばいいの?

Appleは11月4日に新しいApple TV 4Kを発売しました。新しいApple TVにはWi-Fi接続のみに対応した「Wi-Fiモデル」とEthernet接続にも対応した「Wi-Fi + Ethernetモデル」が用意されています。接続方式以外では価格とストレージ容量が異なり、Wi-Fiモデルの方が安く、Wi-Fi + Ethernetモデルの方が大容量となっています。どちらを選べばいいのでしょうか。

Apple TV

接続方式、容量

新しいApple TV 4KWi-Fi + EthernetモデルWi-Fiモデルの違いはいくつかありますが、モデル名にもあるようにEthernet接続の可否がまず大きな違いとなっています。Apple TVは動画やゲームといったコンテンツを楽しむデバイスであり、安定した大容量通信が必要になることが多くあります。

TV

しかしWi-Fi接続は時として不安定であり、そのような環境でEthernet接続が使えると通信は安定し、動画は途切れず、ゲームで変なラグが出ることもないでしょう。周囲に多数のアクセスポイントがある場合など、Wi-Fi環境が安定しない場所ではWi-Fi + Ethernetモデルの方が安定した通信でコンテンツが楽しめるかもしれません。

また容量もWi-Fi + Ethernetモデルが128GB、Wi-Fiモデルが64GBとなっており、これは後から追加できません。なので動画コンテンツを多数Apple TV内に保存したい場合大容量のゲームアプリを複数ダウンロードしておきたい場合などはWi-Fi + Ethernetモデルを選ぶ必要があるでしょう。

Thread通信への対応

そしてもう一つ、小さな違いなのですがWi-Fi + EthernetモデルThread通信に対応しているのに対して、Wi-Fiモデルでは非対応となっています。Thread通信は新しいスマートホーム規格Matterが採用する通信規格の一つであり、スマートホーム機器同士の安定した通信に使われます。これに対応したApple TV 4Kはスマートホーム対応機器のハブとなると同時にThread通信ネットワークの構成要素になります。

matter

一方でWi-Fiモデルは今まで通り、Wi-Fi/Bluetoothでスマートホーム対応機器と繋がりホームハブとしての役割を果たすことができます。Wi-Fi + Ethernetモデルの方がより安定したスマートホームの構築には役に立ちそうですが、現時点でそれほど大きな違いにはならず、あまりこだわる必要のない違いかもしれません。

結果として、新しいApple TV 4Kはほとんどの場合でWi-Fiモデルで十分といっていいでしょう。Apple TV 4K Wi-Fiモデルの価格は19,800円でWi-Fi + Ethernetモデルより4,000円安くなっています。

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