とにかく新OSではiPhoneユーザーはMacを買わないと損って方向に

iOS8とOS X Yosemiteの最大の特徴は、やはり双方の接近と連携でしょう。電話ですらMacで利用可能となってしまい、なにがiPhoneの機能で何がMacの機能か、利用者が区別しなくなる方向に進むのでしょう。またファイルのやり取りもiCloud Driveだけでなく、AirDropがiPhone, iPadとMac間で利用できるようになり、今まで以上に円滑なファイルの共有が可能になります。

こうなってしまうとiPhoneユーザーはMacを買わないと不便というレベルになっていく気がします。iPhone, iPad, MacとApple製品に囲い込まれて、その檻の中にいる限り、かなりの快適さを実現できるはずです。しかし同時に他社製品を使うと、檻の中と外の温度差で逆に不便に感じることが多くなるでしょう。既に僕もMacBook, iPhone, iPad, iPad mini, Apple TVと着実に檻を自分で高くして、囲い込まれてしまっています。
そして檻の中で便利につかえるようになった分、Appleへの課金はさらに増えそうです。今でもiTunes Matchに年間3,980円払っているのに、もしかしたらiCloud Drive 200GBにも同額程度を支払うことになるかもしれません。またiPhoneやiPadの買い替えサイクルから抜け出せなくなっており、快適な反面、Appleにベッタリ依存することに怖さも少しだけ感じます。