来週、9月12日(日本時間13日)に次期iPhoneが発表されます。また再来週には正式版のiOS 11がリリースされます。ここで注目されているのがNFCの動向です。iPhone 7から搭載されたものの、日本で販売されたモデルでしか使えない「FeliCa」がどのような扱いになるのか、スペシャルイベントで詳細が判明するかもしれません。
iOS 11ではNFCの使い方が変わる
これまでiPhoneに搭載されているNFCチップはApple Payにしか利用できませんでした。しかしiOS 11からはiPhone 7以降の機種に搭載されているNFCチップをApple Pay以外にも使えるようになります。Appleはすでに仕様を公開しており、この秋以降iPhoneのNFCが大きく変わっていくのは間違いありません。
またこれまで日本で発売されたiPhone 7/7PlusでしかFeliCaに対応していなかったのですが、これがiPhone 7s/7s PlusやiPhone 8でどのような扱いになるかにも注目が集まります。仮に世界中で発売されるiPhoneがFeliCaに対応し、またサードパーティー製のアプリや外部機器とも連携して使えるようになれば、iPhoneは一気に便利になりそうです。
Apple Pay以外の用途に期待
今はApple Payのためにしか使えないNFCチップですが、もともとは決済以外での用途でも使えるはずでした。Apple Payの発表時、iPhoneに搭載されたNFCチップをホテルの鍵としてを使うというデモンストレーションまであったのですが、AppleがNFC機能を解放しなかったため、結局Bluetoothを使って実現されることになりました。
FeliCaは既に会員証や社員証、学生証、ポイントカードなどにも応用されており、これがiPhoneで利用できるようになればかなり便利になるのは間違いありません。個人的にも財布の中に大量にある会員カード類が全てiPhone内に収納できれば嬉しいです。さらに世界中のiPhoneで利用できるようになるとすれば、日本での利用例が先行事例となるのかもしれません。
iPhoneのNFCチップの利用解禁とFeliCa対応が全世界で実現すれば色々期待が広がります。