海外のメディアが伝えてるところによると9.7インチiPad Proの価格は32GBで599ドルと設定されるとのことです。僕は価格据え置きの可能性が高いと思っていたのですが、iPadの高性能化に伴って値上げされる可能性が高いようです。
歴代iPadは499ドルから
これまで9.7インチのiPadはずっと499ドルからの価格設定で販売されてきました。この価格でも当初はiPadが画期的な製品であったため、タブレット市場の多くを占める製品になりました。しかしその後は比較的安価なライバル機の登場などを受けてiPadの販売は低迷します。
販売低迷を受けてiPad miniやiPad Proが発表されたのですが、それでもiPadの不振から脱することはできませんでした。そんな状況で9.7インチの最低価格を499ドルから599ドルへと値上げするのは非常に勇気のいることだと思います。
高性能になり、ノートブックの役割を担うか
32GBモデルが599ドルなら日本では64,800円（税抜き）くらいで販売されるのでしょう。競合のマイクロソフトのSurface 3を意識する水準です。Surface 3はタブレットとしてだけでなく、キーボードを取り付けてノートブックとしても使えることを最大の売りとする製品です。
9.7インチiPad Proもタブレットからは、さらにノートブックよりの使い方を想定して高性能とすることで価格水準を引き上げたのかもしれません。ただiPadの売上不振を高性能化と値上げで挽回できるとは考えにくく、iPadの値上げには僕自身は懐疑的です（この時期に出てくる情報は正確な場合が多く、値上げされる可能性は高そうですが）。21日のスペシャルイベントでの発表を待ちたいと思います。