ドコモのLTE150Mbpsエリア拡大が予定より鈍化 計画未達地点も

昨日更新されたドコモのLTEエリアマップですが、若干ですが高速(150Mbps、iPhoneでは100Mbps)エリアの予定が縮小されているようです。これまで150Mbps拡大予定エリアに入っていた場所が外れていたり、以前に公開された予定から少し遅れていたり、少し拡大スピードが遅くなっているのかもしれません。

また、予定と実績にも少し差(遅れ、変更)があります。手元に去年の10月に発表された「4月末時点の予定」のマップがありました。

4月末時点で山手線内の大部分、郊外の主要駅周辺がオレンジ(150Mbpsエリア)と予定されていたことがわかります。そして下のマップが昨日更新された4月末時点の実績となるマップです。

同じ場所のものですが、山手線内でもオレンジの面積は減っています。計画未達となったエリアが多く確認できます。また郊外部もオレンジとなっている場所が少なくなり、その代わりに濃いピンク(下り最大112.5Mbps)エリアが増えています。

予定は予定として、余裕を持ってみておいた方がいいのかもしれませんが、150Mbpsエリアの構築は当初想定されていた以上に困難なのかもしれません。その代わりに1.5GHz帯で112.5Mbpsエリアの構築が進んでいるようです。ただ、この周波数帯はiPhoneでは使えません。iPhoneユーザーの高速化は予定より遅れていると言ってもいいでしょう。

とはいえ、都心分で最大150Mbpsを実際にエリア化しているのはドコモだけです。ゆっくりとはいえ拡大はしているので、気長に待つのがいいのかもしれません。