金曜日に発表されたドコモの決算ですが、前年比で減益になり数字上は厳しそうな雰囲気でした。しかし契約関係の指標は改善が続いており、MNPについてはプラス転換も夢ではないレベルになっています。このMNPの復調について決算発表後の記者の取材に答える社長も、すこし浮かれた感じになっています。
「(プラス転換は)そんなに簡単じゃない」と言っていますが、そこには全く無理という雰囲気ではなく、やってやろうという気持ちが前に出ています(動画5分40秒あたり)。おそらく改善が続いていくとの見通しがあるのではないでしょうか。
この決算を受けて月曜日の株式市場でドコモは年初来高値を更新しています。株価の決定要因は単純ではありませんが、やはり決算発表を受けて、その内容を好感した投資家がドコモ株を再評価した結果ではないでしょうか。やはり契約者の動向が改善すれば将来的な業績改善へとつながると考えられているのでしょう。
iPhone取り扱いで横並びとなった携帯大手3社の競争ですが、いち早く通話定額プランを発表したことで、競争で主導権をとりつつあるのかもしれません。