iPhone 8、iPhone 8 Plus、そして今日発売になったiPhone Xはワイヤレス充電に対応しており、充電パッドに本体を置くだけで充電が可能になっています。パッドに置くだけなので非常にスマートで取り扱いやすいのですが、充電スピードは遅めです。
14％→100％に4時間10分
今回無線充電のスピードを調べるのに使ったのはiPhone Xのために購入した「wireless charging base」です。Apple Storeで「iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X対応」として販売されているので互換性には問題ない商品です。この充電器にバッテリー残量14％のiPhone Xを乗せてからの残量変化が下のグラフです。
直線的にバッテリー残量が増加しているので安定した充電となっているはずなのですが、やはり充電速度は遅く100％になるまで4時間10分もかかっています。これは通常のLightningケーブルで充電する場合の2〜3倍くらいの時間となっています。ワイヤレス充電なのであまりスピードは期待できないと思っていたのですが、予想よりも遅かったです。
ワイヤレス充電器の利用シーンは？
充電に時間がかかるといっても、寝ている間や仕事中に充電するのであればこのスピードでも問題ありません。枕元にiPhone Xを置いて寝ている間にずっと充電されるなら、目覚めた時には100％になっているでしょう。夜中に目覚めてiPhoneを少し触るときもコードの抜き差しは不要です。また仕事中、机の端に置いている時にずっと充電されるなら、多少時間がかかっても大丈夫です。席に着くとき、離れるときにもコードの抜き差しがなくなるのは便利でしょう。
ちなみにiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xのワイヤレス充電は今年中にもソフトウェアのアップデート（iOS 11.2？）で最大7.5Wまでの充電が可能になります。そうなれば今よりも早い充電が可能になるはずで、ワイヤレス充電の利用頻度、利便性も上がると考えられます。