iPhoneのSuicaアプリは12月18日の午前4時以降にアップデートを実施する予定です。このアップデートにより、iPhone内のSuica残高をネットショッピングの決済に利用できるようになります。Apple Payとは別の決済ですが、iPhoneでのネットショッピングがより便利になるのは間違いないでしょう。
モバイルSuicaなら安心・安全
ネットショッピングの決済をiPhoneのモバイルSuicaで行えば、クレジットカード情報の入力は不要です。詳細はまだわかりませんが、JR東日本の説明ではSuicaアプリ内でFace ID、Touch IDでの認証と決済商品の選択を済ませるだけでネットショッピングの決済が可能になります。確かにこの方法だとクレジットカード情報が利用店舗から漏れ出ることもなさそうで、Suicaは自社サイトで安心・安全としています。
本当ならApple Payと統合され、オンラインショッピングの決済をApple Payに登録したSuicaからもできるようになるのがベストです。しかし18日のアップデートによる改善でも一定の利便性向上は見込めそうなので、まずは大きな一歩と行っていいかもしれません。
Suicaの用途はもっと広がっていい
交通機関や店舗での支払いについては、Suicaはかなりの場所で使えるようになっています。コンビニ、ファミレス、ファストフード店、スーパーなど大規模なチェーン店では使えない場所を探す方が難しい状況です。しかしSuicaの用途はもっと広がってもいいとは思います。先日、Apple Watch内のSuicaを会員証としたシェアサイクルを使ったのですが、こうした用途についてはまだ未開拓な状態です。
またSuicaをコインロッカーの鍵にするサービスも始まっています。これを応用すればホテルの鍵もSuicaで代替出来るでしょう。iPhoneやApple Watchがホテルの鍵として使えるならかなり便利です。また自宅の鍵をSuicaにしてしまうことも可能なようです。Twitterに投稿された実験的な動画を見る限り、かなり便利そうで楽しみな使い方です。
ネットショッピングの決済にiPhone内のSuicaが使えるようになるのは、こうした多彩な使い方の第一歩であって欲しいとお思っています。