Uberに異変 iOSマップ、Siriとの連携が終了

ライドシェア、配車アプリの最大手Uberアプリが最新のアップデートでSiriiOSマップとの連携を打ち切っています。これまでSiriでUberを手配でき、またiOSマップの経路にUberの情報が表示されていたのですが、それぞれできなくなっています。

原因は不明

約1週間前のUberアプリのアップデートでUberはSiriとの連携やiOSマップ上の経路としての表示を非対応としました。Uberのライバルアプリである米国のLyft日本の全国タクシーはまだSiriに対応し、またiOSマップの経路として表示されています。Uberだけが提携を打ち切った形です。この原因はまだはっきりわかっていませんが、最近のUberの不祥事が影響している可能性も考えられます。

ただアメリカのネットメディアはiOSの機能とUberとの連携が終了したことよりも、この終了が話題になるのに1週間も時間がかかったことを重要視しています。iOSデバイスからUberを利用する人が急減している可能性iOSマップやSiriからUberを利用する人が少なくなっている可能性が指摘されています。どちらにしろUberの存在感は最近かなり小さくなっています。

Appleとの関係はよかった

UberはiPhoneアプリのヒットで急成長した企業です。そのためAppleの新製品や新機能にはいち早く対応する事でも知られていました。前述のSiriへの対応やiOSマップの経路情報への表示なども他社に先駆けて対応しました。またApple Watchアプリも発売時から使えるように先行して開発を進めるほどでした。

しかしUberがApp Storeの規約に違反していたことが判明し、両社の関係はギクシャクするようになります。Uber側も度重なる不祥事などで企業イメージはかなり低下しており、他社の猛追を受ける立場に立たされています。そんな中でiOSマップやSiriとの連携が終了したことは、Uberの将来についてネガティブな憶測を呼ぶことになりかねません。

日本ではあまり普及していないUberのサービスですが、本国でのサービスの先行きが不透明になれば、日本事業を拡大を重要視しないかもしれません。AppleとUberの微妙な関係は日本のUberユーザーにも影響が出るかもしれません。